• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

「ハリケーン」高嶋哲夫著

 首都直下地震を想定した「M8」、東海・東南海・南海地震の同時発生を警告した「TSUNAMI 津波」など、自然災害を題材にしてきた著者が、常態化する異常気象の危機を訴える災害サスペンス小説。

 気象庁予報官の田久保は3年前に故郷の広島で起きた土砂災害で両親を失い、以来、土砂災害対策に忙殺され、家族を顧みる余裕がなかった。大手広告代理店に勤務する妻の恵美子も多忙を極め、一人息子の剛志はそんな両親に不満を抱くなど、家族間に亀裂が生じていた。

 そんな折、恵美子の母の認知症が悪化、一家はその介護のため多摩ニュータウンに転居することに。ちょうどその頃、記録的豪雨が続き、日本各地で土砂災害が起きていたが、そこへ大型の台風が接近、多摩地区の田久保家にも土砂災害の危険が迫っていた……。

 介護、不倫、いじめといった家族間のドラマを中軸に据えながら、何が起こっても不思議ではない、異常気象状況下にある日本の災害対策に対して、強く警鐘を打ち鳴らしている。(幻冬舎 1600円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    キムタクは“御一行”で…被災地を単身訪れた斎藤工との差

  2. 2

    徳永有美アナが古巣に復帰 「報ステ」現場は大ブーイング

  3. 3

    元SMAP3人は自由を謳歌 シャッフルして新たな仕事が急増中

  4. 4

    小川アナの左腕が物語る…嵐・櫻井翔“新恋人報道”の違和感

  5. 5

    大激怒から落胆へ…爆問・太田“裏口入学”報道の複雑胸中

  6. 6

    流した浮名は数知れず 前田敦子&勝地涼“電撃婚”の舞台裏

  7. 7

    日本人拘束は進展ナシ…「安倍3選」を阻む北朝鮮の仕掛け

  8. 8

    太田光“裏口”報道は法廷へ 光代社長「橋下先生に委任状」

  9. 9

    カネと欲望がうごめく甲子園 ネット裏“怪情報”<番外編>

  10. 10

    巨悪に甘い日本の大メディア 米新聞トランプ一斉批判で露呈

もっと見る