「俺たちの『戦力外通告』」高森勇旗著

公開日: 更新日:

 自身もプロ野球選手として「戦力外通告」を受けたことがある著者が、第二の人生を歩む元プロ野球選手たちに話を聞くインタビュー集。

 97年、ドラフト2位で阪神に指名された井川慶氏は、03年には20勝を挙げ、07年には大リーグへ移籍。メジャーで結果を出せず、12年に日本球界復帰後はケガに悩まされてきた。

 15年夏、球団から来季の契約を結ばないと通告された後、「体が動かなくて辞めるのは情けない」と感じた氏は12キロ減量。すると球速が戻り、もう一度納得のいくボールを投げて終わりたいと独立リーグに移籍する道を選んだという。

 その他、通告から16年かけて元プロ野球選手として初めて公認会計士となった奥村武博氏など、25人のその後を紹介。(ウェッジ 1300円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性