「代理人だからこそ書ける日米プロ野球の契約の謎」長谷川嘉宣著
メジャーや日本のプロ野球で選手の代理人を務めてきた著者が、契約と年俸交渉の舞台裏を明かすスポーツノンフィクション。
代理人の歴史は、選手が自由にすべての球団と移籍交渉が行えるフリーエージェント制度とともに始まった。代理人制度誕生の歴史をひもときながら、その時期に代理人となった著者の上司や、インターンとしてマイナーリーグ(3A)の球団で働いていた著者が代理人になった経緯を紹介。著者がこの世界に入るきっかけをつくってくれた田口壮氏をはじめ、多田野数人氏や城島健司氏など、自ら代理人として担当した選手たちのエピソードを交えながら、活躍できる選手の条件や、球団との厳しい移籍交渉の実際を解説する。
(ポプラ社 800円+税)