「海底大陸」海野十三著

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 シェルブール港に向かって大西洋を航行中の豪華船クィーン・メリー号はサケの大群に遭遇した。思わぬ大漁にディナーでサケが供されたが、その後、不可解な事態が勃発する。ロンドンの汽船会社では無線で連絡がつかず、メリー号が行方不明となっていたのだ。

 メリー号とすれ違ったはずのドイツ汽船ケルン号に英国警視庁のスミス警部が乗り込み、捜索を開始。やがてブイに入って漂流していたメリー号のボーイが発見される。彼の話では、夕食時に、なぜか事務長が居眠りを始め、船内には異様な臭いが吹き込んできた。周りの海面が上昇し、船が何かに突き当たった拍子に海に投げ出されたという。

 海底超人との遭遇を描く日本の草創期のSFのリバイバル版。

 (河出書房新社 1650円+税)



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