「日本を売る本当に悪いやつら」 佐高信・朝堂院大覚著

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 佐高氏を聞き役に、政官財から裏社会まで幅広い人脈と影響力を持つ最後のフィクサーが「戦後日本の闇」を暴く対談集。

 場面が変わればトランプの敵は全部日本の敵になってしまうと、安倍政権の外交を危惧。安倍はトランプのペット=「トランペット」でしかないとバッサリと斬る。

 その上で、朝堂院氏が心底惚れて応援していた後藤田正晴の優れたバランス感覚や、かつて秘書らの給料の面倒まで見ていた石原慎太郎が国会議員を辞めた本当の理由、政商として暗躍した児玉誉士夫や小佐野賢治らとの関係、さらに世の中を騒がせた政官財を舞台にした各事件の背景・真相まで。

 それぞれの事情に精通し、時に当事者として関わった朝堂院氏が明かす驚きの昭和・平成裏面史。

(講談社 880円+税)

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