「酒の友 めしの友」安倍夜郎著

公開日: 更新日:

 人気マンガ「深夜食堂」の作者による作品集。

「深夜食堂」の登場人物たちのモデルでもある飲み友達との交流を描くコミックに始まり、故郷である高知県中村(現・四万十市)で過ごした日々を追想しながら、天然のスジアオノリやあおさ、川魚のゴリ(ヨシノボリ)など実家近くを流れていた渡川の恵みの豊かさ、おいしさをつづる食にまつわるコラムなどを収録。ちなみに渡川とはあの四万十川のことだそうだ。

 他にも、デビューまでの半生を語るロングインタビューや、デビュー作「山本耳かき店」や本邦初公開の学生時代の習作コミック、そしてゴールデン街の飲み屋のママなど市井の女性たちとの思い出と、彼女たちのその後を描くイラスト付きエッセー「○○の女」シリーズなど。ファン必携の書。

(実業之日本社 680円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題

  2. 2

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  3. 3

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  4. 4

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  5. 5

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  1. 6

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  2. 7

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール

  3. 8

    織田裕二「踊る大捜査線」復活までのドタバタ劇…ようやく製作発表も、公開が2年後になったワケ

  4. 9

    「嵐」が2019年以来の大トリか…放送開始100年「NHK紅白歌合戦」めぐる“ライバルグループ”の名前

  5. 10

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞