「わたしたちの親不孝介護」川内潤、日経ビジネス編集部著

公開日: 更新日:

「わたしたちの親不孝介護」川内潤、日経ビジネス編集部著

 会社の介護休職制度を利用すると、自分が休職して介護をしなければならないと考えがちだ。

「勝ち組の夫」は母親の介護を自分でやるという〈親孝行の呪い〉にのみ込まれやすく、自分で介護プランをつくり、エクセルで進捗状況を確認したりする。だが、「親の介護」は自分がマネジャーとして外部スタッフと介護チームをつくり、自分も親も家族もストレスなく維持できる体制をつくることが必要なのだ。

「医療」は失った領土を取り返す「反抗戦」だが、「介護」は「撤退戦」なので、本人と周囲のストレスを少なくする方向で考えなくてはいけない。

 NPO法人代表などさまざまな立場の人が、対談で介護について語る。



(日経BP 1760円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い