「わたしたちの親不孝介護」川内潤、日経ビジネス編集部著

公開日: 更新日:

「わたしたちの親不孝介護」川内潤、日経ビジネス編集部著

 会社の介護休職制度を利用すると、自分が休職して介護をしなければならないと考えがちだ。

「勝ち組の夫」は母親の介護を自分でやるという〈親孝行の呪い〉にのみ込まれやすく、自分で介護プランをつくり、エクセルで進捗状況を確認したりする。だが、「親の介護」は自分がマネジャーとして外部スタッフと介護チームをつくり、自分も親も家族もストレスなく維持できる体制をつくることが必要なのだ。

「医療」は失った領土を取り返す「反抗戦」だが、「介護」は「撤退戦」なので、本人と周囲のストレスを少なくする方向で考えなくてはいけない。

 NPO法人代表などさまざまな立場の人が、対談で介護について語る。



(日経BP 1760円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が

  2. 2

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です

  3. 3

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  4. 4

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  5. 5

    YouTuber「はらぺこツインズ」は"即入院"に"激変"のギャル曽根…大食いタレントの健康被害と需要

  1. 6

    大食いはオワコン?テレ東番組トレンド入りも批判ズラリ 不満は「もったいない」だけじゃない

  2. 7

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  3. 8

    「渡鬼」降板、病魔と闘った山岡久乃

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!