「ニッポン政界語読本 会話編・単語編」イアン・アーシー著

公開日: 更新日:

「ニッポン政界語読本 会話編・単語編」イアン・アーシー著

 政治家が、理解が得られないときに使う常套句が「粛々と」である。文例として「辺野古移設については安全性に留意をしながら、そこは粛々と進めていきたい、こう思っています」という菅義偉官房長官(当時)の発言が挙げられている。

広辞苑」では「粛々」は「つつしむさま」などの説明が載っているが、沖縄県民にとってはつつしむどころか、民意を踏みにじっているようにしか見えない。こんな進め方を的確に形容するには「粛々」の代わりに「ゴリ押しで」などが入りそうだ。(「会話編」)

 また、「原則として」は例外を無限に拡大するときに使われる。(「単語編」)

 ピンチを切り抜けるとき、役に立ちそうな会話術読本。

(太郎次郎社エディタス 各1760円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「左膝の半月板が割れ…」横綱・豊昇龍にまさかのアクシデントで稽古中止

  2. 2

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  3. 3

    「ラブホ密会」問題も何のその!小川晶前市長の超“人たらし”戦略 12日投開票の前橋市長選情勢

  4. 4

    アストロズ今井達也の西武への譲渡金ついに判明! NPB広報室から驚きの回答が

  5. 5

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  1. 6

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 7

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 8

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」

  4. 9

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  5. 10

    オリックスへのトレードは中日が年俸の半分を肩代わりしてくれて実現した