「おとこ川をんな川」唯川恵著

公開日: 更新日:

「おとこ川をんな川」唯川恵著

 元号が昭和に変わった年の正月、金沢・ひがしの花街にある「梅ふく」の芸妓、朱鷺は建具職人の浩介と会っていた。「僕の嫁さんになってくれんか」と言われて朱鷺は言葉につまる。

 7歳で花街に売られてきて13年。ようやく年季明けとなるが、花街にいた自分が所帯をもつことなど夢だと思っていたからだ。だが、結婚という夢を見るようになった朱鷺は、水揚げの相手であった門倉との夜に疲れを感じるようになる。

 そんなとき、浩介が行方不明だと思っていた父親が見つかり、本妻に子どもがいないため父の家を継ぐことになったと告げた。その父親とは、門倉だった。(表題作)

 花街の女たちを描く連作長編。

(文藝春秋 2090円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    Wソックス村上宗隆にメジャーOB&米メディアが衝撃予想 「1年目にいきなり放出」の信憑性

  2. 2

    阪神・藤川監督に「裸の王様」の懸念 選手&スタッフを驚愕させた「コーチいびり」

  3. 3

    鈴木農相「おこめ券 評価された」は大ウソ…配布したのは全国約1700自治体中たったの「29」

  4. 4

    高市首相が高額療養費見直しめぐり「丁寧に議論した」は大ウソ 患者団体を“アリバイ”に利用する悪辣

  5. 5

    中国大使館に自衛官侵入でも…高市政権は謝罪せず「遺憾」表明のみの裏事情

  1. 6

    巨人を警戒、他球団主力が挙げた意外な“キーマン” 「今年のセは阪神との2強」の見立てまで

  2. 7

    惜しまれつつ「ミヤネ屋」勇退を決めた宮根誠司の今後

  3. 8

    米球団スカウトが危惧する阪神・佐藤輝明「打率1割5分未満」の深刻データ

  4. 9

    前田敦子“アンダーヘア透け疑惑”写真集が絶好調! トップ張った元アイドルの生き様を女性が強く支持

  5. 10

    「アッコにおまかせ!」最終回によぎる不安…準レギュラー陣全員で和田アキ子を支え迎えるフィナーレ