「ミーツ・ザ・ワールド」金原ひとみ著

公開日: 更新日:

「ミーツ・ザ・ワールド」金原ひとみ著

 焼き肉をイケメンに擬人化した漫画「ミート・イズ・マイン」の世界に浸る腐女子の由嘉里は、会社の同僚に誘われ人生2度目の合コンに参加。引き立て役として誘われたことは分かっているが、腐女子であることを男性陣の前で暴露され、悪酔いした末に、歌舞伎町の路上に放置される。

 ゲロまみれの由嘉里に、通りがかりのキャバ嬢・ライが声をかけてきた。連れていかれたライの部屋はゴミ屋敷だった。ライは、その美貌を羨ましがる由嘉里に300万あげるから顔を変えたらいいと言う。理由を問う由嘉里に、ライは私はこの世界から消えなきゃいけない存在だからだという。

 死なせたくない由嘉里と死ななくてはならないライの奇妙な共同生活を描く、第35回柴田錬三郎賞受賞作。 (集英社 814円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相の大誤算!「私の悲願」と豪語の消費税減税に世論「反対」多数の謎解き

  2. 2

    「エプスタイン文書」名前記載日本人のジャニーズ“顧問歴”が波紋…ファンの擁護と芸能界に広がる影響

  3. 3

    国民民主の“お嬢さま候補”が運動員買収容疑で逮捕 自爆招いた強すぎる上昇志向と国政進出への執着心

  4. 4

    高市首相が国民を騙し討ち…選挙公約記載なし「定額働かせ放題」を施政方針演説に突如ねじ込み

  5. 5

    愛子さまの将来に影響を与える高市政権「皇室典範改正案」66歳の誕生日を迎えた天皇陛下は…

  1. 6

    国民が気付いた税収減の危うさ…衆院選“争点つぶし”の副産物「消費税減税反対24.9%」で最多

  2. 7

    大谷翔平のWBC“緊急登板”は本当にないのか?「(自分が投げると)絶対に言う」と栗山英樹前監督

  3. 8

    4月からフリー転身の岩田絵里奈アナに立ちはだかる 「日テレ出身」の不吉なジンクス

  4. 9

    高市首相「コラム全消し」炎上やまず…過去発言の“ほじくり合戦”まで勃発で完全裏目

  5. 10

    和久田麻由子vs岩田絵里奈 "女子アナサバイバル”の勝者はどちらに?