著者のコラム一覧
ラリー遠田お笑い評論家

1979年、愛知県名古屋市生まれ。東大文学部卒。テレビ番組制作会社勤務を経てフリーライターに。現在は、お笑い評論家として取材、執筆、イベント主催、メディア出演。近著に「松本人志とお笑いとテレビ」(中央公論新社)などがある。

ガクテンソクは「いぶし銀」の実力派 見た目やキャラは地味だが確実に笑いを取る

公開日: 更新日:

 今から2年前、結成16年以上の漫才師だけが参加できる新しい漫才の大会「THE SECOND~漫才トーナメント~」が始まった。「M-1グランプリ」の出場資格を失ったベテラン芸人が文字通りセカンドチャンスをつかむための大会である。

 2023年の第1回大会では大阪を拠点に活動するギャロップが優勝を果たした。そして、準優勝したマシンガンズはこれをきっかけに売れっ子になった。

 昨年、そんな「THE SECOND」の第2回大会で優勝したのが、よじょう(写真左)と奥田修二(同右)の2人から成るお笑いコンビ・ガクテンソクである。

 彼らが1本目で披露したのは「国分寺」のネタ。前年に2人揃って大阪から上京してきたという事実をベースにした漫才だ。

 大阪から出てきた芸人の多くは、職場である劇場やテレビ局などへの行きやすさを重視して、都心に住むのが一般的である。しかし、ついに東京に進出してきたと意気込むよじょうは、なぜか都心から遠く離れた国分寺に住み始めた。

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