松井秀喜の巨人監督就任を知っていても書かないスポーツ紙。あのスポニチの“勇気”はいずこへ…
長嶋の通夜に駆け付けた松井は、報道陣に対して、「生前、長嶋さんと約束したことを果たしたい」と語った。ここから、一度は可能性ゼロといわれていた「松井監督」実現へ、巨人首脳部が動き、松井と話し合いを重ねてきたと推測される。
新聞、テレビのプロ野球担当記者たちは、その動きを探ろうとあらゆる手段を使ってきたに違いない。だが、巨人側の堅い「情報統制」の前に立ちすくんでいた。彼らを出し抜き、「松井秀喜監督就任」のスクープを放ったのは、文春(同)だった。
タイトルは「松井秀喜の重大決断」で、誌面でも「巨人の新監督人事が松井を軸に」と、断定はしていない。だが、文春が発売された翌日の10月23日、巨人軍から松井監督就任の発表があり、夕方、松井の記者会見が行われたこと、日本シリーズ開幕前日だったことを考えると、文春砲が発表を前倒しさせたことは間違いない。
スクープした鷲田は、松井監督就任間違いないという根拠を、こう挙げている。阿部慎之助が不祥事で監督を辞任後、代行に巨人生え抜きの川相昌弘ではなく橋上秀樹を据えたこと。これが松井監督への「布石」だったとみている。


















