「あしたのジョー」は講談社内でも、早く読みたいとゲラの奪い合いだった
それは社内でも同じで、私が週刊現代編集長の時、新しいマンガ連載を始めようと、マンガ編集部の同期に相談したが、「マンガ家には手を出すな」とけんもほろろに断られた。仕方なく、3社のグループに属さないマンガ家を見つけてきて描いてもらったが、それは今、もっと強固になっているのだろう。
週刊現代は隔週刊になり、とっくの昔に月刊現代は休刊した。少年マガジンも雑誌の部数は減ったが、単行本、テレビ化、映画化、ゲーム、キャラクター販売などで、社の売り上げの大半を占め、マンガのほとんどない文芸春秋や新潮社は経営不振が囁かれている。
マンガ大国の礎を築いた巨人のひとりが、ちばてつやだった。合掌。 (文中敬称略)
(元木昌彦/「週刊現代」「フライデー」元編集長)



















