ようやく“臨床判断値”できた「ロコモ」 潜在該当者には20代も
■若い時に運動していても意味はない
ロコモには、整形外科専門医がロコモと判断する「ロコモ度1」と、さらに進行した「ロコモ度2」がある。「2」は、要介護が近いうちに必要になるかもしれない、より深刻な状態だ。先に挙げた数字はロコモ度1のもので、ロコモ度2は、(1)が「20センチの高さの椅子などから両脚で立てない」、(2)の2ステップ値が1.1未満になる。
「ロコモ=高齢者」と考えている人が多いだろうが、実は違う。
「20歳以降から徐々に運動器の機能が衰え、しのびよるようにロコモになります。20代、30代でも早いうちに対処した方がいい人もいます」(岩本教授)
800人を対象にした調査では、(1)の「40センチの高さから片脚立ち」ができなかった「ロコモと判断される人」は、男女ともに20代からいた。40~49歳では、男性で約15%、女性では約30%が該当した。
「この調査は健康な人が対象だったので、結果は少ない方だと思います。実際の該当者数はもっといるでしょう。デスクワーク中心で、運動をしていない人は、若くてもロコモである可能性がある。若い時に運動をしていても、今していなければ意味がありません」


















