意外な因果関係 “匂い”が分からなくなったら「認知症」を疑え

公開日: 更新日:

 ただし、アルツハイマー型認知症パーキンソン病による嗅覚障害の大半は、本人が自覚していないという。では、食べ物の味には変化が表れないのか。

「味は舌で感じるものですが、鼻をつまんで食べてみると分かるように、味には嗅覚も強い影響を及ぼしています。嗅覚障害があれば“風味”が感じられなくなるので風味障害が起こります。味がおかしく感じる場合もあると思います」

 認知症やパーキンソン病を早期発見できれば薬などで進行を遅らせることはできるが、いまのところ嗅覚障害を治す手立てはない。匂いを認識させる嗅覚トレーニングが有効という研究結果はあるが、まだ十分ではないという。

 60代になって周囲から匂い音痴を指摘されたら、嗅覚検査を受けた方がよさそうだ。

■アルツハイマー型認知症
 認知機能の低下、人格変化を伴う、認知症の一種。脳内の神経細胞が死滅し、脳が萎縮し、知能ばかりか全身の機能が衰え、死に至ることも。日本では脳血管性認知症、レビー小体病と並び、最も多い認知症。なお、発症の詳しい原因はわかっていない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒