鼻詰まりが人生を左右 「子供は早急な対策必要」と医師警鐘

公開日: 更新日:

 小児の鼻詰まりは、アレルギー性鼻炎やアデノイド増殖症が主な原因。生まれた時から鼻詰まりがある子供も多く、本人には当たり前の状態で、自覚がない。そのため、症状を伝える言葉を知らない。

 親も「たかが鼻詰まり」という意識が強い上、子供の鼻詰まりを重要視して積極的に治療を行う医療機関が少ないため、正確な診断・治療に結びつかない。

「鼻詰まりで食事の楽しさも知らず、息苦しい状態が“普通”のまま成長する。子供の鼻詰まりは人生を左右します。早急に対策を打つべきです」

「鼻の手術は困難なので子供にはタブー」と考える医師もいるが、黄川田院長は3歳児でも可能な、非常に安全な手術法を確立し、行っている。また、適切な薬の処方と鼻洗浄の指導でも、症状がかなり改善される子供がいるという。

◆子供の鼻詰まりが疑われる症状
いびきをかく/口を開けて寝ている/歯ぎしりをしている/頻繁に寝返り/集中力に欠ける/授業中に居眠り/落ち着きがない/すぐ癇癪を起こす/食事をよく噛まずに飲み込んでいる/ニオイに鈍感/身長の伸びが遅い

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃