鼻詰まりが人生を左右 「子供は早急な対策必要」と医師警鐘

公開日: 更新日:

 話し合いの上、鼻詰まり治療を開始。すると、睡眠中のいびき、無呼吸は全くなくなった。朝まで熟睡するようになり、食事量が増え、好き嫌いが減った。癇癪を起こさなくなり、集中力が上がった。担任からも注意されなくなり、成績は著しく向上した。

「鼻詰まりがあると息苦しさから口呼吸になり、睡眠の質が著しく低下します。大人もつらいですが、子供はより深刻。12~14歳ごろまではよく眠ることが知能を発達させる上で重要なのに、それが妨げられるからです」

■子供には自覚がない場合も

 特に前頭葉への影響が大きい。この領域にそなわる記憶力、注意力、集中力、認知・推理力、判断力、実行力、情動、動機づけなど“人間らしさ”を表す機能が低下してしまうのだ。

「覚えられない、計画し問題を解決できない、感情が不安定、意欲ややる気がない、といった形で表れます。鼻詰まりがひどいお子さんには、ADHD(注意欠陥多動性障害)と診断されたケースもありました。ところが、鼻詰まりが解消されると、ウソのように問題行動とされていたことが消えるのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった