結核、紫斑病乗り越えた 医師・梅木信子さんの長寿の秘訣

公開日: 更新日:

 最初の大きな病気は、大学卒業間際の23歳のときにかかった「結核」でした。わが家は、姉、母、弟とみな結核を患ったので、看病していた私ももらったんだと思います。レントゲンを撮ったら肺に空洞が見つかり、医師から手術すると言われたんだけど、「切らないで」って頼んで放っておきました。あとでレントゲン撮ったら患部が固まっていて、そのままです。

 次は、同じ23歳のときに「盲腸」になりました。疎開先の山梨の病院でインターン生だった頃です。友達が熱と痛みが出ているときに小川の水で冷やしてくれてね。でも、手術の前に体をきれいにしなきゃと長時間ぬるま湯につかっていたら、痛みが消えちゃった。それで手術はやめました。

■結核、盲腸、紫斑病を経験も「どこも切らずに済んでいる」

 ただ、それからまた何年かおきに痛みが出るので、「切ります~」って外科の先生に電話をすると、また、お湯に入っているうちに痛みが消えて……。そんなことを数回繰り返して、結局、盲腸はそのままです。炎症はぬるま湯につかると寛解するんですよ。

 その後は「紫斑病」になりました。私は果物を食べなかったから、医師からは「夏みかんを食べなさい」って言われたけどね、おいしくないんだもの。結局、果物は食べないまま、これも自然に治っていました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理