「いつもの薬をいつもの量…」に警鐘 長期処方の危険性

公開日: 更新日:

 とくに気をつけなければならないのは75歳以上の高齢者です。人間は年を取れば取るほど腎機能が低下します。その分、薬の代謝・排泄が悪くなり、薬が長時間体内にとどまって若い人より薬が効きやすいのです。にもかかわらず、薬の量を減らすべき夏に普通通りに飲んでいたら、効きすぎて副作用が出るのは当然です。

 複数の薬を飲んでいる人は、薬同士が互いに反応してより強く副作用が出ることが知られています。東大病院老年病科に入院している患者を調べたところ、薬1種類で表れる副作用は5%ほどですが、6種類以上の薬を飲んでいる人は15%にアップすることが報告されています。

 患者さんは何でも医師任せにせず、「ずっと同じ薬で良いのでしょうか?」「ダイエットで体重を落としたのですが……」「汗をかく夏でも量を変えずに大丈夫ですか?」などと聞いてみることも大切です。

 自分の体は自分で守る。そのことを忘れてはいけません。

【連載】当事者たちが明かす「医療のウラ側」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る