気になる手の震え…「本態性振戦」はなぜ起こる

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■まずはパーキンソン病ではないか鑑別を

 自分でコントロールできないような手の震えは、パーキンソン病、甲状腺機能亢進症などにも見られる症状のため、一度、神経内科で診察を受けたほうがいい。

 とりわけ、パーキンソン病による手の震えかどうかを、まずはきちんと見極めたい。

「本態性振戦の震え方は、細かく速く、動作時に起きるのが特徴です。お酒を少し飲むと震えが止まることも特徴ですが、それに頼るとアルコール依存になってしまう。一方、パーキンソン病の震えは安静にしている時に起こり、ゆっくりです。全身のこわばり、動きの鈍さ、歩行障害なども見られます。ただ、震えの症状だけで完全に見分けることは難しい。両者の鑑別のため開発された脳の『ダットスキャン』と呼ばれる検査が陰性だった場合は、本態性振戦の可能性が高くなります。また、本態性振戦は両親のどちらかが同じ振戦を患っているケースが多く、報告によっては5割を超えるといいます」

 本態性振戦とパーキンソン病は別の病気とされている。しかし、ごくわずかだが本態性振戦からパーキンソン病へ移行する例や、本態性振戦で亡くなった患者の脳を調べると、非常に軽いパーキンソン病の変化を示したという報告もある。手の震えが気になる人は、やはり神経内科を受診した方がいい。

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