手治療の専門家 ばね指・腱鞘炎は仕事しながらでも治せる

公開日: 更新日:

「腱鞘炎は鞘が細くなることが原因といわれてきましたが、加えて腱のむくみが大きな原因になることが最近明らかになりました」

■パソコンを使っても大丈夫

 むくみは、手・指の使いすぎ、気圧の変化などが関係するとみられている。一般サラリーマンでは、どちらかというと前者の影響が強い。そのため、「パソコンを使わない。安静に」と医療機関で指示されがちだが、それでは仕事にならない。

「すぐに症状を取りたい患者さんには、注射を提案します。腱の中に直接、0.5㏄ほどの微量のステロイド薬と麻酔薬を注入し、むくみを取ります。コンサートを目前に控え、練習を休めないピアニストにも行っており、即効性が高い治療法です」

 ただ、注射は的確な場所に打つことが必要で、そうでなければ「注射を打ってもらっても、期待したほど症状はよくならない」ということになってしまう。

 また、早期対策が治りを早くするのは、ほかの疾患と同様だ。

「症状が出て1カ月くらいで治療を受ければ、1回から数回で症状は消失します。しかし、年単位で患っている場合は、関節が硬くなっているため、長い治療期間を要します。注射は最低限にして、抗炎症剤の服用、炎症部分を温めて血行をよくする温熱療法、硬くなった関節の屈伸運動の指導をします」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状