薬服用者も必読 ぐっすり眠るための「正しい睡眠知識」

公開日: 更新日:

 5人に1人が不眠の悩みを抱えているといわれている。しかし、正しい知識に基づいて「眠り方」を変えるだけで、ぐっすり眠れる人は多いという。

睡眠薬を処方されている患者さんには、“本来は睡眠薬が不要だったのに”という人がかなりいます」

 こう指摘するのは、東京女子医大東医療センター精神科の山田和男教授。彼らに必要なのは「睡眠衛生指導」だという。間違った睡眠の知識が、良質な睡眠を妨げているケースが多いので、問題点を見つけ、改めていくのだ。

 ところが、この睡眠衛生指導はあまり行われていない。なぜなら、手間も時間もかかるため、時間に追われる医師には対応困難。病院側から見ても、睡眠衛生指導は診療報酬がつかないので積極的に取り組まない。結果、「では、お薬を出しておきましょう」と安易に睡眠薬を処方される展開になってしまう。

「睡眠薬の継続使用は、依存症を招きます。あまりに安易に処方されるため、そのリスクを認識していない患者さんは多いです」

 良質な睡眠を手に入れるために、知っておくべきことは何か?

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘