感染症対策はこれからの医療にますます欠かせなくなる

公開日: 更新日:

 ここ数年、これまで日本では見られなかった“未知”の感染症の脅威が増している。現在は、韓国で感染が拡大しているH5N6型の高病原性鳥インフルエンザウイルスが、日本に上陸するのは時間の問題だといわれている。

 他にも、SARS(重症急性呼吸器症候群)、MERS(中東呼吸器症候群)、エボラ出血熱などの新興感染症、ジカウイルスやデング熱など、ここ数年、日本でもパンデミック(感染爆発)が騒がれた感染症はたくさんある。

 そうした状況に備え、かねて感染症対策に高い実績がある順天堂大学医学部付属順天堂医院が、本格的なパンデミック対策に乗り出している。これまで経験がないような感染症のパンデミックが起こった場合を想定して、患者を守るための診療体制を維持するには最低限どれだけの医療スタッフが必要かを調査し、その最低限のスタッフ用にワクチンを確保する計画だという。

 他にも、2017年から千葉・成田市に新設される国際医療福祉大学医学部では、2020年に建設予定の医学部付属病院に「感染症国際研究センター」を設置する。海外との窓口である成田空港のお膝元なだけに、海外の新興感染症を含めた危機管理に対応していくという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃