原千晶さん「後悔」 子宮頚がん・子宮体がん闘病を全激白

公開日: 更新日:

あの頃の私は間違いだらけだった

「子宮頚がん」に対して、あまりにも無知でした。「子宮体がん」になって事の大きさに気づくなんて、本当にバカだったと今は思います。がんの治療はひとり静かに耐えられるものではなく、泣き叫んだり、人に当たったり、それはそれは情けなく、きれい事では済まないものでした。

 子宮頚がんが分かったのは2005年春、30歳の時でした。もともと生理痛は重い方だったのでそういう体質なんだと思い、ずっと痛み止めで乗り切っていました。でも不正出血があったり、おりものが茶色かったり、レバー状の塊があったりして、いつもよりひどくなってきたなとは思っていたんです。

 病院に行く決め手になったのは、生理じゃなくても生理の時のような鈍痛があって、時折お腹に突き刺すような一瞬の痛みが走ったことです。友達にも「病院に行ったら?」と言われ、近場のレディースクリニックを受診したのが最初です。

 クリニックで「子宮頚部に1センチのできものがある」と指摘され、都内の大学病院で精密検査をした結果、ポリープを確認。その時は「子宮頚がんということはないと思います」と言われ、異物だけを取る円錐切除手術を受けました。入院は5日。その後は生理痛も不正出血もおりものの異常もすべて治って、「やったね」という気持ちでした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  2. 2

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  3. 3

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  4. 4

    W杯最終予選で「一強」状態 森保ジャパン1月アジア杯ベスト8敗退からナニが変わったのか?

  5. 5

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  1. 6

    指が変形する「へバーデン結節」は最新治療で進行を食い止める

  2. 7

    ジョン・レノン(5)ジョンを意識した出で立ちで沢田研二を取材すると「どっちが芸能人?」と会員限定記事

  3. 8

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 9

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  5. 10

    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も