【心臓カテーテル治療】千葉西総合病院・循環器内科(千葉県松戸市)

公開日: 更新日:

 患者は全国から紹介されてくるので、難しい症例も多い。三角院長は全治療を監督する立場だが、治療過程に難所があれば、その部分は直接治療にも加わるという。

 PCIの方法には、狭窄部分を風船で広げる「バルーン療法」、広げた状態を金属のステントで保つ「ステント療法」、器具で削ったりして狭窄を取り除く「アテレクトミー」がある。必要であれば組み合わせて治療する。

 バルーン療法やステント療法は多くの病院で行われているが、アテレクトミーは高度な技術が必要なため、心臓血管外科が常駐していたり、一定のPCI件数が必要になるなど、実施するには施設基準がある。認可されていても、実際、コンスタントにこなしているのは同院を含めて全国で50施設くらいという。

「アテレクトミーには『ロータブレーター』と『レーザー』があります。ロータブレーターは、石灰化して石のように硬くなった病変に対してダイヤモンド粒子が埋め込まれたドリルのような器具を高速回転させて削ります。レーザーは軟らかい血栓の詰まりに用います。バルーンを使うと血栓が飛んでしまうので、レーザーで溶かして取り除くのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状