【老衰】「お茶がいい」は決定打にならず 静岡県1位の理由

公開日: 更新日:

最後は医者の癖?

 確かに、がんによる死亡率を見ると静岡は男性が39位で、女性は38位、心疾患は男女とも29位だ。いずれも平均を下回っている。

「お茶やみかん、魚中心の食生活がプラスに働いているといわれ、その手の論文も多いのですが、どれも“そうかもしれないね”というレベル。決定打となるエビデンスはありません。もっとも、温暖でのんびりした気候、生活に不便を感じない程度の田舎であることは、心身を健康に保つ要素であるのは確かでしょうね」(永田氏)

 静岡式の食事暮らしだけが幸せな老衰死を招くと言い切れないのは、“医者の癖”も影響している可能性があるからだという。

「死因を老衰とするのは、ほかに死につながるような病気がないときですが、医者によってはその場合に肺炎と診断したりします。静岡は肺炎の死亡率が男性42位、女性40位と低い。もしかすると他県では肺炎としているケースでも、老衰としている医者が多いのかもしれませんね」(永田氏)

 まあ、それでも、がんや心臓病といった長期の苦痛を伴う病気で亡くなる人が少ないことに変わりはない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    山田涼介が「令和最強アイドル」と評されるワケ…主演ドラマ「一次元の挿し木」は玉森裕太を三歩リード

  2. 2

    沈黙貫く橋本愛vs佐藤二朗「週刊新潮」で反論の泥沼化…SNS連投で"自滅"を心配する声も

  3. 3

    『ひよっこ』再放送記念、神回「ビートルズがやって来る」再録

  4. 4

    骨折で入院中ですが…ブラジルに惜敗した森保Jを巡る一部炎上報道で心が痛い

  5. 5

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  1. 6

    男子バスケ日本代表に激震、ホーバス監督“解任”の真相…過去には八村塁と確執も 

  2. 7

    孤立深まる高市首相…国会10日ぶり正常化でも続く“包囲網” 与党内からも反発の声噴出の自業自得

  3. 8

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  4. 9

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  5. 10

    村上誠一郎前総務相が高市政権バッサリ!「これが本当に保守政治なのか」…突きつけた自民「立党宣言」との乖離