1週間体験した 睡眠時無呼吸症候群「CPAP療法」の効果

公開日: 更新日:

「寝ているとき、しばらく呼吸していない」「いびきがうるさい」――。家族からそんな指摘があった。そういえば、夢の中でずっと水中にいて、苦しさが限界を迎えて「プハーッ!」と目が覚める。そんな経験が何度もある。これは「睡眠時無呼吸症候群」(SAS)に違いない。40代の日刊ゲンダイ記者が「CPAP療法」を試してみた。

 WHO(世界保健機関)の定義では、「一晩(7時間)の睡眠中に10秒以上の無呼吸が30回以上起こるか、睡眠1時間当たりの無呼吸数や低呼吸数が5回以上」の場合、SASとされる。

 寝ている間に何度も呼吸が止まると、交感神経が活性化することで、心臓、脳、血管に大きな負担がかかる。内分泌系や免疫系にも支障を来し、狭心症、心筋梗塞脳梗塞、高血圧、心房細動、糖尿病などさまざまな病気が起こりやすくなることがわかっている。

 一刻も早く改善しなければ、自分の身にいつ何が起こってもおかしくない……。治療を受けるため、梶本修身医師が院長を務める「東京疲労・睡眠クリニック」(東京・港区)を訪れた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝