歯周病から糖尿病などへの全身病へ 認知症リスクは1.9倍増

公開日: 更新日:

 具体的には歯と歯の間や歯面に食べかすや汚れが残り、それをエサにする細菌がネバネバする物質を出して歯にくっつき、プラークをつくるという。

「それでも唾液の量が十分な人は唾液の持つ洗浄効果や殺菌効果によって歯周病をある程度防ぐことができます。ところが、ストレスがある人は唾液量が3割近く減少し、唾液もサラサラからネバネバに変わるために、より細菌が歯にくっつき、歯周病になりやすくなるのです」

 日本の研究では歯周病の人は健康な人と比べて糖尿病の発症リスクが1.28倍、脳梗塞のリスクが2.8倍、米国の研究で心臓病のリスクが2.48倍アップすると報告されている。

「歯周病菌が血管内に侵入して直接悪さをしたり、炎症の起きた歯周組織でつくられた炎症性サイトカインが血流を通じて心臓や血管に移動し、血管内皮細胞やアテローム性動脈硬化部分の免疫細胞を活性化して、心臓血管系の異常を引き起こすと考えられています」

 また、認知症との関係もわかってきていて、歯がまったくない人は、歯が20本以上残っている人に比べて1.9倍、認知症リスクがアップするという。

「歯を失う一番の病気が歯周病ですから、歯周病は認知症リスクを高めるということになります」

 現代人にとってのストレスの大多数は人間関係。忖度ばかりせずに、「これがオレの本性」と地金をさらけだし、“自分らしい時間”を長く保つ工夫をした方がいいかも。

【連載】ストレスによる歯のトラブル

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網