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柴田真希管理栄養士

健康で楽しい「食」を提案する「エミッシュ」代表取締役。「私は『炭水化物』を食べてキレイにやせました。」など著書多数。ブログ「管理栄養士 柴田真希のシアワセ♪Makitchen」が好評。

歯科医に聞いた 「歯磨きすると血が出る」ホントの理由

公開日: 更新日:

 もしかして、力が強すぎる? ユニオルソ矯正歯科(東京都豊島区)の篠原親先生が教えてくれました。

「血の色が鮮やかな赤なら、強い力で歯茎が傷ついた可能性があります。しかし、ほとんどの場合は歯肉炎か歯周病が原因の出血です」

 歯と歯茎の境目に歯垢がたまると、細菌によって炎症が起こります(歯肉炎)。すると歯茎の毛細血管がもろくなり、軽い刺激でも出血しやすくなります。

 進行すると歯周ポケットが深くなり、骨組織まで炎症を起こします(歯周病)。やがて歯がグラグラしてきて、最終的には抜けてしまうことも。歯茎の出血は、そんな怖い病気のサインである可能性が高いのです。

「歯肉炎や歯周病の歯茎からは、赤黒くてドロッとした血が出ます。そういう場合は、怖がらずにしっかり歯磨きをし続けて、早く血を出し切ることをお勧めします」

 うっ血した血液を出し切ったほうが新しい組織の再生が促がされ、治りが早くなるのだとか。ただし、今までと同じ歯磨きの仕方では再発しかねません。そもそも歯肉炎になるのは、歯磨きの仕方が間違っているのだと篠原先生は指摘します。

「自分では磨いているつもりでも、歯と歯茎の間を磨けていない人がほとんどです。ぜひ一度、歯科医院で正しい磨き方を教わってください」

 もちろん、強く磨き過ぎるのもNGです!

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