著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学元教授、医事評論家

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

狙った遺伝子を追加・修正・削除…ゲノム編集がやってきた

公開日: 更新日:

 ゲノム編集を一言で説明すると、狙った遺伝子を、まるでワープロソフトで編集するように追加・修正・削除する技術、ということになります。いくつかの方法があるのですが、とくにCRISPR/Cas9(クリスパー・キャスナイン、略してクリスパー)と呼ばれるものが、その安さと手軽さから、圧倒的な人気を集めています。

 その方法は、あっけないほど簡単です。ネットからクリスパーの試薬を注文し、顕微鏡下で生物の受精卵などに注入する、たったそれだけです。しかも試薬の値段はたかだか数百ドル(数万円)。実体顕微鏡(2~30倍程度の低倍率で薄切り標本なしで使える)と、ちょっとした器具があればどこでもできますし、高校生でも少し練習すればできてしまいます。

 そのため今や大学・大企業の研究者のみならず、ガレージサイエンティスト(素人科学者)や、大当たりを狙うにわかベンチャーなどが入り乱れて、研究競争を繰り広げているのです。

 われわれの生活を一変させてしまうかもしれない新技術。今回はその原理と、どこまで応用が進んでいるかを見ていくことにしましょう。

【連載】ゲノムが世界を変える

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網