歯周病が全身の病気に関係する3つの理由 がんとの関連性も

公開日: 更新日:

 理由はいろいろあるが例えば、心筋梗塞脳卒中につながる動脈硬化に関しては、主に3つ挙げられる。まず、歯周病による慢性炎症。これで免疫や炎症に関係があるサイトカインが次々に誘導され、血液を介して全身に運ばれ、特に血管をつくる内皮細胞を攻撃。内皮細胞は病的に変形し、動脈硬化を起こし、血管の内径が細くなる。

 次に、歯周病を起こす歯周病原菌が口腔内で繁殖して全身に運ばれると、歯周病原菌は血液を固める作用が強いため、血栓ができる。

 さらに、繁殖した歯周病原菌を排除するために、マクロファージという細胞が活性化されサイトカインを放出したり動脈硬化を促進する。 

 昨今の研究で、歯周病は動脈硬化のほか、さまざまな病気との関連性が指摘されている。鶴見大学歯学部探索歯学講座・花田信弘教授によれば、糖尿病がん、関節リウマチ、NASH(非アルコール性脂肪肝炎)、アルツハイマー病など。

「歯周病が全ての臓器に影響を与えることは疫学的に分かっていましたが、エビデンスが足りませんでした。しかし今、機序も明らかになってきた。歯周病原菌を人間の体から除去しないと、病気の対策はできません」(花田教授)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    嶋基宏は一時期ノイローゼ状態になっていた...心ここにあらずで、魂が抜けた状態に

  4. 4

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 5

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  1. 6

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  2. 7

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 8

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 9

    居酒屋倒産が過去最多ペース 客離れの背景にある「飲み放題5000円」の壁

  5. 10

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に