料理研究家の相田幸二さん 1型糖尿病で一時はどん底に…

公開日: 更新日:

 でも、同じ病気でも頑張っているスポーツ選手や子供たちのことを知るにつれ、意識が変わっていきました。病気の公表を決意したのは主治医から「誤解が多い病気なので、相田さんのような方が1型糖尿病を公表して周知活動していただけると、医師としても助かります」と言われたことでした。

 調べてみると、1型糖尿病は10万人に1~2人しか発症しない難病で比較的子供が多い。食前のインスリン注射をするために、年齢によっては親が学校に付き添わなければならないし、運動などで低血糖になったら糖分の補食が必要です。すると「あの子だけ特別扱い」と誤解されたりもする。

 もっといえば就職の際に「糖尿病である」と言うと語弊が生じて不採用になったり、成人すると医療費控除が外れ、月2万円前後の薬代がのしかかってくる。発症率が低いので国の研究費も少なく、寄付を募って補填しているのが現状なのです。そんなことを知れば知るほど、病気について発信したい思いが強くなりました。

 先日は、あるお母さんからお手紙をいただきました。「娘が1型糖尿病になってしまって毎日泣いていたのですが、テレビの中の“こうちゃん”が同じ病気だと知って少し元気になりました」と書いてありました。公表した甲斐があったというものです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    戸郷が離脱、則本メッタ打ちで巨人が緊急補強へ…候補に挙がる「オリックス投手」の名前

  2. 2

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  3. 3

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  4. 4

    孤立深まる高市首相…国会10日ぶり正常化でも続く“包囲網” 与党内からも反発の声噴出の自業自得

  5. 5

    ベネズエラの剛腕マチャドが今オフ、オリックスとの契約満了で日米争奪戦に発展か

  1. 6

    小池栄子が一番の被害者? 佐藤二朗“ハラスメント騒動”に足引っ張られた「さよならノワール」の評価は上々

  2. 7

    高市首相が衆院集中審議に“出たくない”とブー垂れ…身内の自民国対「もう疲れ果てた…」ヘトヘトのお気の毒

  3. 8

    山田涼介が「令和最強アイドル」と評されるワケ…主演ドラマ「一次元の挿し木」は玉森裕太を三歩リード

  4. 9

    白井球審への“侮辱行為”で退場した一部始終「何やおまえ、いい加減にしろよ!おまえも未熟なんだから…」

  5. 10

    沈黙貫く橋本愛vs佐藤二朗「週刊新潮」で反論の泥沼化…SNS連投で"自滅"を心配する声も