腹部超音波検査は尾道方式なら難治すい臓がんも早期発見

公開日: 更新日:

 それでも、膵臓は胃の後ろにあって十二指腸や肝臓、大腸などに囲まれているため、超音波でもチェックが難しい。膵臓がんは早期発見が困難で、難治がんとして知られています。プロ野球星野仙一さんや元横綱の千代の富士関らが、このがんで亡くなったことでもご存じでしょう。

 では、まったく無理かというとそうではありません。広島・尾道では、JA尾道総合病院を中心に膵臓がんを早期発見する取り組みが進んでいるのです。

 膵臓がんは「糖尿病」「肥満」「喫煙」「膵臓がんの家族歴」などがリスクで、クリニックの受診者がこれらに該当すると、腹部超音波検査を実施。異常があるとすぐに総合病院に紹介します。この仕組みを徹底した結果、5年生存率は全国平均の3倍近い20%に上昇。超早期のステージ0で発見される人も珍しくないようです。

 では、尾道在住でない人はどうすればいいかというと、特に糖尿病の人は毎年1回、腹部超音波検査を受けることをお勧めします。より精密な超音波内視鏡ならなおよしです。

梅田悦生・赤坂山王クリニック院長

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一(11)ひとりぼっち寂しく貧乏飯を食べながら「先生も同級生もバカだな」と思うことにした

  2. 2

    「男なら…」ヤクルト1位・村上宗隆を育てた父親の教育観

  3. 3

    社民・福島瑞穂代表と高市首相が35年前に共感しあっていた仰天「濃厚セックス対談」の中身

  4. 4

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  5. 5

    ゾンビたばこ羽月隆太郎「共犯者暴露」の大きすぎる波紋…広島・新井監督の進退問題にまで飛び火か

  1. 6

    小手先、その場しのぎではもう駄目だ 長期金利急上昇は市場から高市への「退場勧告」

  2. 7

    追い込まれた高市首相ついに補正予算編成表明も…後手後手のくせして無能無策の極み

  3. 8

    佐々木朗希“初物尽くし”2勝目のウラに心境の変化…ドジャース指揮官が「以前との違い」を明かす

  4. 9

    ソフトBモイネロの体たらくに小久保監督イラッ…なぜ“同条件”の巨人マルティネスと差がついた?

  5. 10

    株主82万人に拡大も…前澤友作氏「カブ&ピース」のビジネスモデルは法規制に大きく左右される