ステージ4で5割超も 「末期がんは治療しない」という選択

公開日: 更新日:

 東大病院放射線科准教授の中川恵一氏が言う。

「推測ですが、ホルモン療法や化学療法、最新の分子標的薬などの薬物療法を完遂していたら、ひょっとするとより延命できたかもしれません。それでも放射線治療を選択したのは、仕事への影響を危惧したのでしょう」

 どういうことか。

「一般に転移したがんの治療は薬物療法が中心です。薬物治療には少なからず副作用がある上、薬物に淘汰されずに残ったがんはより強力になりやすい。そんな副作用と仕事や生活への影響をてんびんにかけた上での判断とすれば、効果の高い薬物療法より仕事や生活への影響が少ない放射線を選ぶことは十分ありえます。末期がんと折り合って自分らしく生きようとする人にとって、希林さんのような考え方は参考になります」

 タレントの愛川欽也さんは、末期の肺がんを押して人気番組の司会を続けた。4年前の4月、訃報が伝えられたのは、番組降板からわずか1カ月後で、その収録は2カ月前だった。医師に勧められた手術を拒否し、化学療法も受けていない。在宅で放射線治療や痛みの治療を受けながら現場一筋を貫いている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る