東京の飛散量は3倍…「かぶれ・かゆみ」は花粉のせいかも

公開日: 更新日:

 3月になって関東から西のエリアは、寒さが和らいできた。気温の上昇とともにじわじわと増えているのがスギ花粉だ。東京の飛散量は2月末時点で去年の2~3倍。6年ぶりの大量飛散が予想されているだけに、花粉症の人にとっては厄介だろう。毎年決まってこの時季にやってくるアイツらが悪さをするのは、鼻や目だけじゃない。皮膚にもトラブルを起こすのだ。すみれ皮膚科クリニックの藤田伸弘院長に聞いた。

「花粉症シーズンの序盤の2月は、空気が乾燥していて、肌も乾燥しやすい。それで肌のバリアー機能が衰えたところに、花粉が付着すると、かゆみやひりひりとした痛みなどのアレルギー症状が表れるのです」

 季節の変わり目で、外出時に上着を羽織っていることが多く、症状が出るのは皮膚が露出する顔や首筋、耳の周りなどがほとんどだという。

「見た目に直結するので顔が厄介です。かゆみが強い人はかきむしってしまい、皮膚がジュクジュクしたり、真っ赤なかぶれが頬や首筋に広がったりすることもあります。予防が大切です」

 そこまで悪化した人は仕事もつらい。すぐに皮膚科を受診するだろう。しかし、「何となくかゆい」というくらいで放置してこじれるケースもあるそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋