著者のコラム一覧
小林ひろみメノポーズカウンセラー

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

ホルモン補充療法が乳がんリスクに与える影響は小さい

公開日: 更新日:

女性健康はエストロゲンに守られている」といっても過言ではないほど、女性の健康を支えています。そのエストロゲンが閉経により減少すると、骨粗しょう症、脂質異常症、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞など、大きな病気の原因になる可能性があります。

 一方で、減ったエストロゲンを補充する治療法、HRT(ホルモン補充療法)は、乳がんになるリスクが高くなると耳にしたことがある方もいると思います。エストロゲンが減少して大きな病気になるリスクがあるが、減った分を補充しようとすると乳がんリスクがある――。では、女性はどうすればよいのでしょうか?

 HRTに限らず、どんな薬でも副作用やリスクは付き物ですが、どちらのリスクを取るべきかは迷うところです。実際のところ、HRTで乳がんリスクは上がるのか? 日本産婦人科学会、日本女性医学学会が監修する2017年度版の「ホルモン補充療法ガイドライン」では、次のようにしています。

①乳がんリスクに及ぼすHRTの影響は小さい

②HRTによる乳がんリスクは、主として併用される黄体ホルモンの種類とHRTの施行期間に関連している

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    星野監督1年目…周囲から浮いても関係ない「今岡は変わった」と思わせたくてアップから全力だった

  2. 2

    フジテレビ騒動で蒸し返される…“早期退職アナ”佐藤里佳さん苦言《役員の好みで採用》が話題

  3. 3

    元フジテレビ長谷川豊アナが“おすぎ上納”告白で実名…佐々木恭子アナは災難か自業自得か

  4. 4

    若林志穂さん「生活保護受給」をXで明かす…性被害告発時のアンチ減り、共感者続出のワケ

  5. 5

    フジ・メディアHD経営刷新委に吉田真貴子氏の名前…"高級和牛ステーキ接待"で辞職→天下り疑惑の元総務官僚

  1. 6

    今季日本人13人参戦の米女子ツアー 厄介な「敵」は会場ごとに異なる芝質だけではない

  2. 7

    まさか破局? 綾瀬はるか《痩せすぎじゃ?》の声で気になる11歳年下アイドルとの結婚の行方

  3. 8

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘

  4. 9

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 10

    フジテレビ危機で泣いた松本潤、笑うキムタク…「どうする家康」の黒歴史を“上書き”できない不運