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坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

60代まではカロリー制限 それ以降は塩分を抑える

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 食欲の秋。おいしいものがたくさん登場し、特に食べることが好きな方にとっては、楽しい季節です。

 しかし、そのためにカロリー制限に頭を悩ませている方もいるかもしれませんね。ところで、そもそもカロリー制限って必要なのでしょうか?

 農林水産省が定める1日に必要なエネルギー量は、デスクワーク中心で座っていることがほとんどである男性の場合2200プラスマイナス200キロカロリー、女性の場合1400~2000キロカロリーが目安です。座り仕事が中心ですが、軽い運動や散歩などをする方なら、男性2400~3000キロカロリー、女性2200プラスマイナス200キロカロリーが目安です。

 糖尿病などの生活習慣病を抱えていない、またはダイエットに真剣に取り組むほどでなければ、日常的な生活で、厳密にカロリー計算をしている方はほとんどいないでしょう。いえ、糖尿病の方などでもそうかもしれませんね。大事なのは、おおよその知識でいいので、「これを食べたらこれくらいのカロリーだな」と知っておくことです。

 たとえば、お昼にメロンパンかおにぎりか、どちらかを選ぶとします。メロンパンは思っている以上にカロリーが高いんです。それを知っていたら、「1個食べて同じ満足度なら、おにぎりを選ぼうかな」「どうしてもメロンパンを食べたい。だから、ほかはカロリー低めのものにしよう」などと調整できるでしょう。食事の中には、見るからにカロリーが高いもの、逆に、見た目ではそうは思えないけど実はカロリーが高いものがあります。その見分けはできるようになり、食の選択に役立ててほしい。

 研究でも、過剰にカロリーを取らない生活、つまりカロリー制限をした生活の方が若さを保て、長生きできるという結果が出ています。過剰なカロリーは血糖、脂質を向上させ、動脈硬化を進行させ、心筋梗塞脳卒中などのリスクを高めます。

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