副腎<上>精神的なストレスは副腎疲労から体調を崩しやすい

公開日: 更新日:

 副腎は膵臓と同じく、異変があっても自覚症状が表れにくい「無言の臓器」で、副腎疲労になっていても健康診断の血液検査ではホルモン値は正常として判定されてしまう。しかし、中等症になると疑うポイントがいくつかあるという。

「副腎から分泌されるホルモンは、そもそも飢餓に対するストレスから身を守るためのもので、『血糖値血圧を上げる』『脂質や水分をためる』などの作用があります。ですからホルモンを必死で分泌している中等症の人は、糖尿病高血圧などの生活習慣病になりやすい。また、通常なら朝4時から8時までに分泌がピークになるコルチゾールを温存しようとするので、朝起きられないようなことが起こります。それに甘い物やカフェインを多く取る傾向も見られます」

■特効薬は睡眠

 中等症なら食事や睡眠による副腎のケアで、軽症まで改善させることが可能という。環境的なストレスには、気温の暑さや寒さなどもあるが、食品に含まれる添加物や重金属などの化学的なものもある。食事に気をつけることで、体内に入ってくる化学的ストレスを減らすのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人vs阪神またもドラフト場外戦勃発!1巡目指名8年で5回モロかぶり…中日とヤクルトも参戦か

  2. 2

    叱責、鉄拳、罰金…試練の日々で星野監督よりも「怖かった人」

  3. 3

    ドラフト外入団の憂き目に半ば不貞腐れていたボクを最初に見出してくれたのは山本浩二さんだった

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  5. 5

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  1. 6

    前橋市長の「ラブホ通い詰め」だけじゃない…有名女優らもキャッチされた格安ラブホ不倫劇の舞台裏

  2. 7

    次期巨人監督へ桑田二軍監督が腕まくり! 松井秀喜氏への“つなぎ登板”は球団の思惑とも合致

  3. 8

    林芳正氏が自民党総裁選“台風の目に”…「2強」失速でまさかの決戦投票進出あるか

  4. 9

    国民民主・玉木代表が維新の“自民すり寄り”に猛ジェラシー! 総裁選後の「補完勢力」の座めぐり場外乱闘勃発

  5. 10

    杉田かおるの窮地を陰から支えていた舘ひろしの男気