副腎<上>精神的なストレスは副腎疲労から体調を崩しやすい

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 副腎は膵臓と同じく、異変があっても自覚症状が表れにくい「無言の臓器」で、副腎疲労になっていても健康診断の血液検査ではホルモン値は正常として判定されてしまう。しかし、中等症になると疑うポイントがいくつかあるという。

「副腎から分泌されるホルモンは、そもそも飢餓に対するストレスから身を守るためのもので、『血糖値血圧を上げる』『脂質や水分をためる』などの作用があります。ですからホルモンを必死で分泌している中等症の人は、糖尿病高血圧などの生活習慣病になりやすい。また、通常なら朝4時から8時までに分泌がピークになるコルチゾールを温存しようとするので、朝起きられないようなことが起こります。それに甘い物やカフェインを多く取る傾向も見られます」

■特効薬は睡眠

 中等症なら食事や睡眠による副腎のケアで、軽症まで改善させることが可能という。環境的なストレスには、気温の暑さや寒さなどもあるが、食品に含まれる添加物や重金属などの化学的なものもある。食事に気をつけることで、体内に入ってくる化学的ストレスを減らすのだ。

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