新型コロナ<3>「六本木のクラブは…」保健所の質問に辟易

公開日: 更新日:

 病室は隔離状態で、部屋から外には出られない。トイレやシャワーもあるが、問題は洗面用具類とバスタオルやタオルの枚数だった。

 洗濯の申し込みは回数が限られていて、全部出すと手元になくなる。

■高熱が続く

 独身の渡辺さんは、通販を利用し、パソコンで必要な身の回り品を注文した。食事制限はない。ほかの入院患者は、家族から差し入れもされていた。

 前日もそうであったように入院3日目(3月29日)の朝に体温を測ると、平熱の36・6度だった。昼すぎまでうつらうつら寝ていて、目を覚まして体温を測ると、39・1度に。

「昨晩、解熱剤を2度投薬しても体温が39・8度でした。熱が下がりません。体がガクガクと震え、頭も痛い。『もういい加減にしてくれ!』と、声を出してしまいましたね」

 過酷なこうした症状が、入院8日目まで続くことになる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」