その咳、発熱、けだるさは「カビ」が原因かもしれない

公開日: 更新日:

 自宅など身近にいるカビの種類にはいくつかある。「クラドスポリウム」(日本名クロカワカビ)=浴室、モルタルなど。「ペニシリウム」(アオカビ)=和洋室など。「アルタナリア」(ススカビ)=和洋室、クーラー内部、塗装などがよく知られている。

 そのうち、住宅の湿気の多い風呂場などに生息する「トリコスポロン」(白カビ)や、「アスペルギルス」(コウジカビ)などを吸い続けていると、人体に影響を及ぼすことになる。

「カビを吸うことによって生体反応を起こし、肺や気管支などに厄介なアレルギー性の炎症を起こしてしまうのです」(柳原教授)

 成熟したカビ(菌糸)から飛び出した胞子(2~100マイクロメートル=1マイクロは1000分の1ミリ)は、窓を開けていると風に乗って外に飛び出す。

 あるいは浮遊しても、胞子によって千差万別だが30分から1時間ほどで床に落ちてしまう。部屋に落ちた胞子は、掃除をすれば問題はない。

 しかし、胞子が空中を浮遊している間に、空気と一緒に吸い込んでしまった場合、問題が生じかねない。吸い込んだカビは気管と気管支を通り、枝分かれしながら細気管支に入る。その先にあるのが「肺胞」だ。酸素と二酸化炭素のガス交換をしている肺胞に入ると、アレルギー反応が起こる。つまり、リンパ球がカビを異物とみなして増加し、細気管支や肺胞を攻撃することで炎症を起こしてしまうのだ。これが「過敏性肺炎」である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  4. 4

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 5

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  1. 6

    樹木希林に不倫を暴露された久世光彦

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  3. 8

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  4. 9

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  5. 10

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”