目のコロナ対策<1>眼鏡をかけると感染リスクは5分の1に?

公開日: 更新日:

 つまり、この研究を見る限り日常的に眼鏡をかけている人が新型コロナに感染する可能性が低い、逆にいうと目を裸にしている人は感染しやすいということだ。日本眼科医会学術委員で「清澤眼科医院」(東京・南砂)の清澤源弘院長が言う。

「たったひとつの病院のごく限られた報告でしかないので全面的に信頼はできませんが、眼鏡が新型コロナの感染防止につながるのではないか、という示唆は興味深いことです。気温と湿度が低くなるこれからの季節は新型コロナの感染力が高くなると考えられますから、目を裸にしないことは重要だと思います」

 新型コロナウイルスの細胞への侵入口は口、鼻、のどの上気道の粘膜に多く集まっているACE2受容体だ。目にもそれは存在し、主にまぶたの裏と眼表面の粘膜に集中している。新型コロナウイルスはそこから感染すると考えられている。

「ただし、これまでの目からの感染は飛沫や接触によるものとされてきました。感染者としゃべった時に、ウイルスを含んだ唾液が飛んできて目に入ったり、手指にウイルスが付着した状態で目に触ったりこすったりした場合に感染につながるケースがあるといわれてきたのです。ところが、先日、WHO(世界保健機関)が直径5マイクロメートル以下の粒子による空気感染の可能性に言及し警告しました。はしかのような感染力の強い意味ではないでしょうが、冬に向かい、気温が15度以下、湿度40%以下になると、ウイルスは表面の水分を失い空中に浮遊しやすくなり、感染能力を維持する時間も長くなります。冬にマスクで口や鼻を覆ったとしても新型コロナウイルスは空気中を長時間漂い、目から侵入するかもしれない。ゴーグルや眼鏡でそれを避けようという説が出てくるわけです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る