目のコロナ対策<2>マスクが目からの侵入リスクを上げる?

公開日: 更新日:

 今年の冬はマスクで鼻や口を覆うだけでなく、目を守ることも考えた方がいい。新型コロナウイルスは目から侵入する可能性があるからだ。日本眼科医会の学術委員で「清澤眼科医院」(東京・南砂)の清澤源弘院長が言う。

「各国の新型コロナウイルス対策のガイドラインでも目の防御は強調されています。しかも、冬は目が乾燥してドライアイになりやすい。目を守るバリアーの働きをしている涙液層が短時間で破綻してウイルスが侵入しやすいのです」

 とくに気をつけたいのは、オフィスで事務作業をしている人たちだ。ドライアイはパソコン、スマートフォンなど、モニターを見つめる作業を長時間行うことで、症状が生じやすく、暖房などのエアコンの吹き出し口にいる人はそれに拍車がかかるからだ。

「もうひとつ気をつけなければならないのはマスクです。今年の冬はインフルエンザとのダブル感染を気にして夏場以上にマスクをする人が増えると思いますが、それが目の乾燥に拍車をかけて、新型コロナウイルスの目からの侵入のリスクをアップさせることにもなりかねないからです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃