コロナも怖いが性感染症も怖い…梅毒が右肩上がりで増加中

公開日: 更新日:

 コロナ感染の話題に埋もれてしまっている感があるが、同じ感染症でも「性感染症」の増加傾向が明らかになっている。

 性感染症とは、性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ、淋菌感染症、梅毒などをいう。厚労省の「性感染症報告数」で2000~19年の感染者数の推移を見てみると、約半数に減少した淋菌感染症と性器クラミジア感染症以外はいずれも増加傾向にある。

 とくに増加しているのが梅毒感染者。14年の1661人から、2690人、4575人、5826人、7007人と年ごとに増加傾向にあり19年はやや減少したが6639人と報告されている。総数増加とは別に気になるのは、女性感染者の割合の急激な増加だ。14年の感染者1661人の内訳は男性1284人、女性377人だったが、年々女性の占める率が上昇し、19年の感染者6639人のうち女性が2255人となっている。

 女性の場合、妊娠期に感染すると、胎盤を通して胎児に感染し、死産、早産、新生児死亡ほかの事態のリスクが高まる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも