著者のコラム一覧
松生恒夫医学博士

昭和30(1955)年、東京都出身。松生クリニック院長、医学博士。東京慈恵会医科大学卒。日本消化器内視鏡学会専門医・指導医。地中海式食生活、漢方療法、音楽療法などを診療に取り入れ、治療効果を上げている。近刊「ビートルズの食卓」(グスコー出版)のほか「『腸寿』で老いを防ぐ」(平凡社)、「寿命をのばしたかったら『便秘』を改善しなさい!」(海竜社)など著書多数。

健康の重大要素「ポールの食」にメタボを遠ざけるヒントが

公開日: 更新日:

 CD制作にあたり、モニターの方にピアノ、フルート、チェロ、バイオリンによるビートルズナンバーの演奏(10曲)を聴いていただき、試聴前後の心拍数を測って比較してみたところ、「ディス・ボーイ」「グッド・ナイト」の2曲で心拍数が低下しました。つまり副交感神経が優位に変化し、やすらぎ感を得たことの証しです。この結果から、毎朝、目覚めたときには拙著CDの「ディス・ボーイ」を、眠りに就く前には「グッド・ナイト」を聴かれることをおすすめしていました。

 また1960年代に人気を博したホリーリッジ・ストリングスという米国の弦楽オーケストラが演奏する歌のないビートルズメロディーがこれもまたすばらしく、疲れた気持ちを癒やしてくれます。

 とくに「オール・マイ・ラビング」や「プリーズ・プリーズ・ミー」などは、コロナ禍でうっとうしい気分を吹き払ってくれる名盤です。ユーチューブでも聴けます。朝の目覚めが良くなれば朝食をしっかりと取ることにもつながります。3食きちんと取ることは食物繊維の摂取量を増やすことになり、腸に良い効果を与え、結果として腸寿=長寿の道へとつながっていくのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理