血栓が一因…新型コロナで「じんましん」が出るケースも

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「薬による治療はステップ1から3まであり、効き目を見ながら次のステップに進んでいきます。当院には重症患者も来ますが、ステップ3までの治療で大体、9割が良くなります。薬で症状を抑えられるようになったら、時間をかけて薬を減らし、薬なしでも症状が出ないようにまで持っていきます」(葉山惟大氏)

 じんましんで最初に使われる薬は、花粉症などにも使う抗ヒスタミン剤だ。市販薬としても売っているが、「抗ヒスタミン剤は眠くなるから使いづらい」という人もいる。その場合、第1世代と呼ばれる古いタイプの抗ヒスタミン剤を使っている可能性大。第2世代の非鎮静型抗ヒスタミン剤なら、眠気などの副作用は少ない。

 いずれにせよ、繰り返し起こるじんましんをきちんと治すには、専門医に診てもらうのが一番。じんましんの治療に力を入れている皮膚科を探すべきだ。なお、「じんましんが内科の病気の症状かも」と心配する人がいるが、「肝臓や腎臓が悪いのでじんましんが出るということは少ないです。ただし、膠原病の一症状であるケースはありますので、微熱や関節痛を伴う時は要注意です」(葉山惟大氏)とのこと。

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