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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

マスク着用義務化 シートベルト論争からヒント得られる?

公開日: 更新日:

 コロナ禍が深刻度を深めるアメリカでは、「自分だけでなく他人も守る」というマスクの効用がさらに見直され、義務化への動きが強まっています。一方、マスクへの根強い抵抗が普及を妨げており、かつての車のシートベルト論争を彷彿させると話題になっています。

 アメリカでシートベルト着用の動きが始まったのは1950年代、連邦法で車への搭載が義務化されたのは66年。しかし全米に先駆けニューヨーク州で着用が法制化されたのは、それから20年近く経った84年でした。

 かつて、シートベルトは体を拘束し、つけ心地が悪いのが嫌われただけでなく、その義務化は人の自由を奪う全体主義的なものとして警戒されました。自動車業界もスピードやセクシーなフォルムなどを売りにしたがっていたため、安全性は二の次。反対派はシートベルトは衝突した時に内臓を破壊するなどの間違った情報をばらまき、普及活動をする人々に対して「反アメリカ的」「そんなに規則で縛られたいならロシアに帰れ」などと誹謗中傷を浴びせました。マスク反対派が、推進派を「反アメリカ的」「自由の剥奪」などと嫌うのとよく似ています。

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