冬の正しい入浴法 熱い湯に肩までつかると疲労は回復しない

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 寒い冬。熱い風呂につかって冷えて疲れ切った体をじっくり癒やすという人は多いだろう。しかし、この入浴法は逆効果になりかねない。東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本修身氏に詳しく聞いた。

 湯船につかって体を温める入浴に疲労回復効果があるのは間違いない。手や足の末梢血管をはじめ全身の血管が拡張して血行が促され、自律神経の負担が軽減される。さらに、体内の疲労物質や老廃物が流れやすくなって疲れが取れる。精神的なストレスを軽減するリラックス効果も疲労回復につながる。

「脳の中にある自律神経の中枢に負荷がかかると、これ以上、酷使しないように脳が疲労感を自覚させようとすることで『疲れた』と感じます。つまり、疲労回復には自律神経をしっかり休ませることが重要です。自律神経は、呼吸、心拍、血管の収縮と拡張など、全身の血液循環のすべてをコントロールしているため、血流を安定させることが一番大変な仕事です。ですから、入浴で血行を良くすると疲労回復効果があるのです」

 しかし、寒いからといって熱い湯につかると逆効果になってしまう。

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