新型コロナワクチン接種後に感染「魔の2週間」説は本当か

公開日: 更新日:

 2月3日から本格的なワクチン接種が始まったチリは、同日2610人だった1日の新規感染者数が2月6日に4063人となり、3月25日に7060人に達した。

 他にも接種以降、一時的に新規感染者数が増えた国は複数ある。

 その原因は明らかではないが、考えられることは①たまたま感染者が増える時期にワクチン接種が行われた②密になりやすい接種会場で感染した③温度管理の難しいワクチンなので接種環境によっては効果が得られなかった④接種技術が良くなかった⑤そもそもワクチンに期待したほどの効果がなかった⑥ワクチンにより感染者増に拍車がかかった、などだ。

■カリフォルニア大の研究でも同様の傾向

 そんな中、世界5大医学雑誌のひとつ「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に新型コロナワクチンについての興味深い論文が掲載された。「カリフォルニアの医療従事者におけるワクチン接種後の新型コロナウイルス感染」と題した論文で、昨年12月16日~今年2月9日に新型コロナワクチンを接種したカリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)とロサンゼルス校(UCLA)の医療従事者を対象にしたもの。1回目のワクチン接種者は3万6659人で、そのうち77%に当たる2万8184人が2回目のワクチンも受けた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景