睡眠不足はがん、認知症、糖尿病、うつ病のリスクを上げる

公開日: 更新日:

 一刻も早い睡眠習慣の改善が求められる。

 就寝時間を早く、また質を高める方法としては、夕食時間を早くする、入浴は就寝の2~3時間前、寝る直前に激しい運動はしない、夜にスマホやパソコンは極力見ない、起床時は太陽の光を浴びるなどがある。

■照明を変えるだけで就寝・起床時間が早くなる

 福田所長が勧めるのは、自然と眠くなる部屋づくりだ。

 日本は白く明るい照明が一般的だが、これらはブルーライトを含み、目から入って脳の生体時計に直接働きかけ、眠りを妨げる。暗い赤っぽい照明や間接灯の利用で眠りやすくなる。

「私が行った研究では、リビングまたは寝る時間の2時間前に過ごす部屋の照明を暗く赤っぽい照明に変更した群は、就寝時間、起床時間がともに早くなり、精神健康度が有意に向上しました」

 暗い部屋で本を読むと目が悪くなると思われがちだが、眼精疲労には関係あるものの、視力低下との関係を示すエビデンスはない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    海星・陣内優翔は長崎県初の“完全男”だが…スカウトが「上位獲得」を渋るワケ

  3. 3

    NHK「昭和16年夏の敗戦」は見ごたえあり 今年は戦争特別番組が盛りだくさん

  4. 4

    二階堂ふみ&カズレーザー電撃婚で浮上したナゾ…「翔んで埼玉」と屈指の進学校・熊谷高校の関係は?

  5. 5

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方

  1. 6

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  2. 7

    突然のがん宣告にも動揺なし「で、ステージはナンボでしょうか?」

  3. 8

    長崎を熱狂させた海星・酒井圭一さんが当時を語る…プロ引退後はスカウトとして大谷翔平を担当

  4. 9

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩

  5. 10

    平和記念式典での石破首相スピーチの評判がすこぶるいいが…原稿を下書きしたのはAIだった?