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池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

セロリ・大根・ゆずで「気」を巡らせストレスを解消する

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 コロナ禍が続き、何かとストレスがたまりがち。薬膳でストレスに強い体づくりを心がけましょう。

 ストレスがたまっている状態とは、中医学では気の流れが滞っている=「気滞」の状態と考えます。気の巡りは、西洋医学でいう自律神経に重なり、そのコントロールが利かなくなることでイライラ、情緒不安定といった症状が起こるのです。 気が滞ると、胸や脇に張った痛みがある、胃が張る、ゲップやガスが多い、女性の場合は生理前にイライラするといった症状が見られがち。とりわけ、「いつも喉に何かつっかえたような感じ」があったら要注意。これは「梅核気」といって、気の流れが滞り、梅の種が喉につまったかのように喉から胸に異物感がある症状で、自覚がなくてもストレスが相当たまっている証拠なのです。

 ストレスを解消するためには、とにかく「気を巡らせる食材」を取り入れることが肝心です。

 おすすめは「香り野菜」。セロリ、春菊、三つ葉、青じそ、パセリ、パクチーやハーブ類は、スッキリした香り成分が気の流れをよくしてリラックスさせる働きがあります。まさに、食べるアロマテラピー効果を発揮してくれるのです。

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